当醸造所について

一、吉備土手下麦酒醸造所について

岡山は後楽園の北方、一里余りの「清流 旭川」の土手の下に蔵造りの「麦酒」の醸造所はあります。

まだ立ち上がったばかりの若い蔵ではありますが、日本人の多くが愛し、日々の憩いの時のお手伝いをする「麦酒」を、心をこめて造りたい・・・、

その想いから「麦酒翁」はひたすらに釜を炊く・・・。


二、なぜ「地発泡酒」を選んだのか?

酒税法から言えば「地発泡酒」です。
なにがビールと違うのでしょうか?

それは麦芽の含まれる割合です。

そこで私たちは一計を思い立ちました。

副原料に麦芽以外の麦をそのまま使いたいと・・・

ビールの酵母は酒に生まれ変わる為に、糖化された力を必要とします。

その糖化液を麦だけでつくれたなら、きっと風味の劣らぬ「地発泡酒」ができる!!

いや、本物ができると思いました。

だから原料は麦芽と大麦とホップのみで醸しています。

なぜ「地発泡酒」選んだのか?

私たちのような小さな酒造所は多くを造ることができず価格は大きな酒造所にはかないません。

でも手頃な価格で呑んで頂きたい!

「発泡酒」だけど麦100%で造りたい!自信を持って召し上がって頂けるものにしたい!

これだけです。「地ビールは高い!」を変えたかったのです。

今でも「ビールは太る!」と思っていませんか?
麦飯を食べて太った人がいますか?

体に優しいものを・・手頃にお届け致します。

何故なら「麦酒 翁」の私が造りたいのは「街角の豆腐屋さんのような酒造所」なのです。

もちろん、酵母もそのままに生きています。

苦味づけと風味づけを大切に思い、ホップ三段仕込みを用いて丁寧に御造りしています。

是非、召し上がれ・・・・・・


三、街角の豆腐屋のように

今から十年前、ふと「ビールを造ってみたい・・・でも酒造りは国のお許しが必要、きっと無理」とあきらめながらも考えました。

そして、10年間、幾度も「ビール屋さん」の前に立ち「きっと何か術がある。」と思い続けてきました。

そして今、様々な方との出会いに支えられ、その第一歩を歩み出します。

何故?「地ビール」はいつも欧風なのでしょう?

日本で造られ、その土地で呑まれるのなら「日本の蔵で造りたい!」と思い醸造所は蔵風の建物にしました。

是非、見てやって下さい。

そして、マイスターと名乗るのをやめ「麦酒 翁」と自称します。

この「地発泡酒」は遠くには旅をしません。

なんせ「街角の豆腐屋さん」ですから・・・

だからお安く召し上がれ・・・

そして、一度は・・・瓶を買って下さい、その後は瓶を持って来て頂ければ

「中身だけのお値段」でお持ち帰り下さい。

これも資源保護かな?

なんせ「街角の豆腐屋さん」ですから・・・

欲張らず、そのままに、造る。 こんな「吉備土手下麦酒」はいらんかえ???

 

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